序二段は幕内琴勝峰の弟、東21枚目の琴手計(ことてばかり、18=佐渡ケ嶽)が序ノ口優勝を飾った先場所から本割で14連勝とし、優勝に王手をかけた。千秋楽に同じ7戦全勝で元横綱稀勢の里の愛弟子となる東72枚目の花房(19=二所ノ関)との決定戦に臨む。

琴手計は大青山を相手に立ち合い、もろ差しから一気に出て最後は外掛け。「立ち合いから当たれて自分の相撲がとれた」。兄の琴勝峰からアドバイスは「そういうのはないんで。『頑張れ』ぐらいです」。その存在は励みになっている。

花房は「前に出る相撲がとれたのでよかったです」。両者は琴手計いわく「小学校から勝ったり負けたり」というライバル関係にある。琴手計は「絶対に負けたくない」。花房も「同期には絶対負けたくない」。火花が散る優勝決定戦となりそうだ。