日本相撲協会は26日、東京・両国国技館で相撲教習所の入所式及び卒業式を行い、角界初の東大生力士の須山(24=木瀬)が入所式に臨んだ。開始10分前に両国国技館に入った須山は、大広間で行われた式に388期生の1人として出席し「一緒について行ければ。大変だけど、頑張りたいと思っている」と話した。

教習所の入所期間は基本的に半年間で、相撲史や一般常識などの座学を学ぶ。通常は教習所の土俵で実技を行うが、コロナ禍のため停止中。今回は31日午後1時から授業開始となる。東大在学中の須山は、キャンパス外でも授業を受けることになる。

須山は今月の夏場所で前相撲を取り、3連勝で一番出世を果たした。「良かった。全然、相撲を取っていないが意外と疲れた。終わって一休みという感じ」と息をついた。7月の名古屋場所は序ノ口で新番付に、しこ名が載る。