日本相撲協会は29日、大相撲秋場所(9月11日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。元横綱朝青龍のおいの豊昇龍(23=立浪)が新関脇に昇進。水戸龍(28=錦戸)と平戸海(22=境川)が新入幕を果たした。名古屋場所で初優勝した逸ノ城は、5場所ぶりの三役復帰となる再小結となった。また、名古屋場所中に新型コロナ関連で休場した力士らの番付の昇降に波乱はなかった。

<秋場所番付アラカルト>

▼かど番継続 コロナ禍で先場所、途中休場した御嶽海(2勝5敗8休)は大関在位もかど番は継続。

▼新関脇 豊昇龍は立浪部屋から昨年秋場所の明生以来。モンゴル出身では10人目、外国出身では20人目の関脇力士誕生。

▼関脇3人 大関から陥落がいないケースは20年秋場所(正代、御嶽海、大栄翔)以来。

▼小結3人 阿炎がキープし逸ノ城と霧馬山の復帰で昨年春場所(高安、御嶽海、大栄翔)以来。

▼23年ぶり 3関脇3小結は99年初場所以来約23年ぶりで、三役陣6人は19年九州場所以来。

▼大幅アップ 翠富士は10枚上げ西前頭筆頭、明生も8枚アップで同2枚目。

▼新十両 金峰山はカザフスタン出身の初の関取で日大出身では54人目になる。菅野改め栃武蔵は埼玉県出身では戦後21人目の関取誕生。

▼朝乃山 6場所連続休場の処分明けとなった先場所は三段目で全勝優勝。今場所は東幕下15枚目で連続全勝なら再十両が確実になる。