大相撲春場所13日目(24日、エディオンアリーナ大阪)に各段で6戦全勝同士の取組があり、優勝が決まる可能性がある。各段の6戦全勝は以下の力士。

▽幕下 西26枚目の龍王(29=二所ノ関)は12年初場所で初土俵を踏み、12年目の苦労人。かつては竜風のしこ名で昨年夏場所に改名した。最高位は昨年九州場所の東幕下16枚目。東50枚目の魁禅(29=浅香山)は今年初場所で三段目優勝。3場所連続全休から昨年九州場所に復帰を果たし、好成績をあげている。

▽三段目 西23枚目の東俊隆(23=玉ノ井)は日体大出身。先場所は途中休場、途中出場で勝ち越した(4勝1敗2休)。東35枚目の勝誠(36=境川)は05年春場所初土俵のベテラン。最高位は東幕下3枚目で、幕下一桁台は何場所もある。東80枚目の清乃海(26=玉ノ井)は5場所連続負け越しから復活した。

▽序二段 西40枚目の三島(22=鳴戸)は最高位西幕下38枚目。4場所連続休場からの復帰場所。西60枚目の勝呂(25=藤島)は拓大出身で21年九州場所、三段目100枚目格付け出しデビュー。3場所全休からの復帰場所。隆翔生(17=常盤山)は21年春場所初土俵。2場所休場から復帰。

▽序ノ口 モンゴル出身の西11枚目朝白龍(24=高砂)がただ1人全勝。今場所から番付に載った。1敗で東13枚目の若碇(18=伊勢ノ海)と西13枚目の豪ノ湖(18=武隈)が追う。