大相撲夏場所(14日初日、東京・両国国技館)の新番付が1日、発表され、朝乃山(29=高砂)が9場所ぶりに再入幕を果たした。

朝乃山は21年5月の夏場所中、日本相撲協会が定めた新型コロナウイルス感染対策のガイドラインに違反したことが発覚。同場所は自主的に謹慎休場し、翌名古屋場所から6場所出場停止となった。その間に番付は、大関から三段目まで急降下。昨年7月の名古屋場所で復帰後、先場所までの5場所で合計46勝5敗と好成績を収め、この日を迎えた。番付上は、最後に幕内に名を連ねた21年11月の九州場所以来、9場所ぶりの再入幕だが、当時は出場停止中。幕内力士として土俵に立てば、自主的に途中休場した21年夏場所以来、丸2年ぶりとなる。

再入幕を受けて、朝乃山はこの日、報道陣にコメントした。

「やっと幕内に戻ってくることができました。幕内で相撲を取るのは約2年ぶり。ここからが本当の勝負だと思います。目標として、今年中に三役を目指していますので、早くそこに近づきたいです。幕内復帰の5月場所では、最低でも2ケタは勝ちたいですし、できれば、その上を目指して、1つでも多く白星を積み重ねていきたいです。あとは、土俵に上がることができる喜びと感謝の気持ちを忘れず、ここまで支えてくださった師匠、部屋の(若者頭、行司、呼び出しら)資格者の皆さん、応援してくださるお客さん、ファンの方への、感謝の気持ちを忘れず、幕内に上がっても、また一から頑張っていきたいです」。

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