2年連続アマ横綱で国体も制し、今場所幕下10枚目格付け出しデビューの大の里(22=二所ノ関)が勝ち越しを決めた。

東幕下9枚目の生田目(二子山)と対戦。立ち合いから突き放してくる相手に物言いがつく際どい相撲となったが、押し出しで4勝目(1敗)を手にした。

節目の白星にも、大の里は反省しきり。「自分のダメな部分が出てしまった。勝ち越せたのはうれしいが、今日みたいな相撲じゃ底が知れる。上で勝てる相撲とは思えない。勝ったけど悔しいですね」。

将来は横綱を期待される大器。それだけに自分へも厳しい。1番相撲で黒星発進となり「今場所で十両に上がれないのは自分の中で理解している。上がってから活躍できる相撲をとっていきたいと思っている」。先を見据え、今場所は残り2番。「今はアマチュアの貯金で相撲をとっている。お相撲さんになったので、どうやったら勝てるか、探りながらやりたい」と課題を明確に定めている。

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