東前頭11枚目の遠藤(34=追手風)が2日連続で物言いがつく取組を制し、4連勝とした。
西前頭11枚目の獅司(28=雷)と対戦。取組の途中で、獅司の右足が土俵から出た。粂川審判長(元小結琴稲妻)は「勝負あり」として右手を挙げてアピールしたが、すぐに引っ込めた。行司の式守錦太夫は取組を止めることなく続行させ、獅司が遠藤を押し出した。
すぐに物言いが付き、協議後に粂川審判長は「ただ今の協議について説明します。行司軍配は獅司を有利と見てあげましたが、取組の途中で獅司の足が出ていました。遠藤の勝ちといたします」とした。
遠藤は「(獅司の)足が出たかなと思ったけど、行司さんも止めなかったので」と振り返った。獅司は花道で映像を確認後「出てました」。
粂川審判長は出番を終えた後「二所さん(二所ノ関親方)が手を挙げなかったので、流しました。遠藤は(土俵から)落ちた後、痛そうにしていたから止めてあげた方がよかったかもしれない」と説明した。
これは行司の錦太夫の好判断。力士が動いている間は、微妙な判定は止めずに続行させることを審判部も申し合わせている。今回のケースは、行司軍配差し違えにならない。
錦太夫は「(獅司の足は)見えていたけど、(力士が)動いていたから。もう1度、(審判長を)確認したら手を下げていた」と説明。NHKの大相撲中継では「これは軍配差し違えとなりますね。遠藤は2日続けて軍配差し違えで白星です」と実況されてしまったが、錦太夫は「これは差し違えになりませんよね。もし差し違えだったら、2日連続になりますから」と苦笑いしていた。

