東前頭17枚目の藤凌駕(23=藤島)が元大関で東前頭14枚目の御嶽海(33=出羽ノ海)を下し、7勝2敗として、初の勝ち越しに王手をかけた。

立ち合いから圧力をかけて、土俵際で左に逃れた相手を追いかけて押し出した。「相手が優勝経験者でしたが、変わらずに自分の相撲が取れました」と納得の一番を振り返った。

新入幕だった春場所は7勝8敗と惜しくも勝ち越せなかった。幕内での15日間を体感し「疲れもあるけど、しっかりケアすること。ケアも仕事のうち。先場所は悔しい思いをしたので」と長丁場を見据える。

だから部屋に戻っても落ち着いて過ごしている。外食への誘いも「全部断っています」と言う。「部屋の人と話しています。変わったことをしたくない。特別な日にすると余計なプレッシャーがかかるので」と23歳は地に足をつけている。

「一番の恩返しは勝つことなので」。力士としての本分を分かっている。

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