AKB48武藤十夢(とむ=23)小麟(おりん=17)姉妹が20日、東京、秋葉原のAKB48カフェ&ショップで、スマホゲームアプリ「AKB48ダイスキャラバン」のサービス開始を記念したイベントに出席した。

 ゲームのベースになっているすごろくにかけ、ファンに無料でサイコロステーキを振る舞いながら、メンバーがトークするイベント。11年にデビューした12期生の十夢と、16年にお披露目された16期生の小麟が、ファンの前でイベントにそろい踏みするのは初めて。十夢が「最初は変な感じだなって思っていたけど、限りなく素に近い自分が出せたかな」と明かすと、小麟は「食卓をファンにのぞかれてる感じ。家で見せている一面を、皆さんにお見せできてよかった」と振り返った。

 サイコロの目で出たお題に沿って質問に答えるコーナーでは、十夢が仕込んだ「怖い先輩、後輩は?」というきわどい質問も当たった。小麟は怖い先輩に茂木忍を挙げたが、十夢の生誕祭で茂木が付きっきりでダンスを教えてくれたといい、「最初は怖いと思ってたけど、違いました」と告白した。

 一方の十夢は、小麟と同期の田口愛佳を挙げた。公演で共演した際、「小麟のレッスン着から(十夢の)パンツが出てきたらしい」と怖い者知らずの暴露をされており、「今度は反撃する力を付けます」と苦笑いしていた。

 2人は家でも対戦型ゲームで遊ぶこともあるという。十夢は「リズム系のゲームなら私が強いかな」と主張したが、バトル系は小麟が強いという。「私が勝ったら、電源切るじゃん」と言う小麟に、十夢は「私が勝つまでやるからね」と悪びれずに答えていた。

 2人は春に予定されている組閣で、同じチームKに所属する。新公演で同じユニットになる可能性について聞かれた十夢は「『おしめし』だけは絶対イヤ!」と、女性同士の禁断の愛を描いた「おしべとめしべと夜の蝶々」だけは避けたいようだ。小麟は「『わがままな流れ星』は? 『となりのバナナは』?」と、矢継ぎ早に楽曲を挙げていた。

 6月16日に開催される世界選抜総選挙には、2人も立候補を予定している。十夢は昨年、辞退しており、姉妹そろっての出馬は初となる。十夢は「去年は、私のファンで小麟に投票した人もいる。1年やってきて、『十夢より小麟ちゃんの方がかわいい』って言う人もいると思う。だから…負けたくない! 選抜に返り咲きたい」とライバル心をむき出しにした。小麟は去年、姉のファンの後押しもあって55位でランクインしたと自覚している。「今年は姉のファンの方は姉に入れると思う。この1年、公演とかいろんなものを通して、自分の力を試せる機会。ランクインしたいです」と力を込めた。