NGT48の荻野由佳(19)が28日、大阪・ヨドバシ梅田前で、ラジオの公開録音に臨み、2日後に控えたAKB48選抜総選挙の投票開始に「今年もドキドキしてますね」と、笑顔でファンに手を振った。

 昨年の選抜総選挙、初日の速報発表から始まったシンデレラ・ストーリー。あれからちょうど1年になる。昨年は速報順位で指原莉乃、渡辺麻友(OG)らを抑え、衝撃の1位。AKB48のオーディションを落選し続け、新潟から夢へ歩を進めた無名少女が一躍、全国区に名乗りを上げた。最終結果でもNGT48最上位の5位へと躍進した。

 「この1年、後悔はなかった。今年も皆さんを信じて、自分自身を信じて、総選挙に臨みたい」

 全力で1年を駆け抜けたシンデレラは、野望を胸に秘める。この日は、ABCラジオ「下埜正太のショータイムレディオ」(6月8日午後10時放送)の公開録音。AKB48の高橋朱里(20)小嶋真子(20)込山榛香(こみやま・はるか=19)とともに、ファンの前でトークを行った。

 大阪の印象には「温かい」とコメント。以前、梅田付近で道に迷い、地元の人に尋ねたところ「携帯で地図を調べてくれて、そこまで一緒に行ってくれた」そうだ。NGT48メンバーとは「ばれなかった」と言い「なので、ほんとうにあったかい、そういう印象です」と照れながら語った。

 この日の大阪でのイベントにも「おぎゆか」のうちわを持ったファンが多数、集まった。今年もファンとともに選挙戦に臨む。「新潟の皆さんに『やったぞー』の気持ちを持ち帰りたい」と決意も口にした。

 その総選挙投票スタートになる、AKB48の52枚目シングル「Teacher Teacher」発売日の30日が誕生日の小嶋は「発売日はいいんですけど、速報…かぶせてくるなよって感じです」と苦笑。発売初日のみ、暫定順位となる「速報」順位が発表されるシステムで、小嶋は「でも、ファンの皆さんと楽しくゴールに向かいたい」と話した。

 昨年11位で、2年連続選抜入りしている高橋の目標は5位。「ファンのみんなと一緒に、あさってから大変だと思うけど、戦い抜きたい」ときっぱり。

 昨年末、チームKキャプテンに就いた込山は「今年は20歳になる年だし、キャプテンになって初めての総選挙」と言い、昨年までとは覚悟が違う。総選挙上位16人の選抜メンバーによる新曲は、グループ53枚目が予定されており「こみ(53)はるなんです。今年、第1党(最多圏内グループ)はAKB48がいいなと思うし、自分もその力になれれば」と、キャプテンらしく話していた。