地元SKE48の“10年選手”内山命(みこと=22)が、10度目の正直で初ランクインを果たした。42位で名前を呼ばれると、ひときわ大歓声が起き、ナゴヤドームが「命コール」に包まれた。松井珠理奈に抱き寄せられると、感激にむせび泣いた。

 10回の総選挙にすべて出場している皆勤賞7人の1人で、いわば「もう1つの『神セブン』」の1人。同期の高柳明音(26)らが選抜入りを経験する中、自分だけ唯一ランクインがなかった。「第1回からずっと総選挙に参加してきて、ずっと圏外でした。心が折れそうになったけど、10回目にしてやっとランクインできました」と胸をなで下ろした。

 昨年はランクインまであと1歩の81位。ランクインの80位まで、30票だった。研究生降格も経験。山あり谷ありのアイドル人生だった。「42位、やばいでしょ! みんなすごすぎ!!」。ファンと勝ち取ったランクインを喜んだ。