STU48が15日、東京・晴海客船ターミナルに停泊したSTU48号で、船上公演「GO!GO! little SEABIRDS!!」を行った。

普段は瀬戸内7県の港を行き来する日本初の船上劇場が、海の日のイベント「海の日の行事~海と日本プロジェクト in 晴海」の一環で、初めて東京に“遠征”。岡山から約27時間の航海をへて到着した。公演では、今月31日発売の最新シングル「大好きな人」を船上劇場で初披露するなど約300人を沸かせた。

MCでは「瀬戸内プレゼン大会」を行って、地元を在京ファンにアピールしたが、広島出身の甲斐心愛(15)は「夏の終わりに山に行けば、無料で動物を見られます!」。さらに同じ広島出身の石田千穂(17)は「自宅の近くにイノシシが掘った跡がたくさんある」と珍? アピールで、ファンの笑いを誘う場面もあった。

瀬戸内以外では初となる船上公演に石田みなみ(20)は「不安と緊張もありましたが、皆さんが笑顔で返してくれてうれしかった。たくさんの県にSTU号で訪れたい。よろしくお願いします」。まだ瀬戸内7県全てで公演を行っていないことから、当初は東京での公演に反対もしていたという瀧野由美子(21)は「どうしても瀬戸内は遠くて、来たくても来られない人も多いと思うので、今日の公演でこの夏に瀬戸内に来たいと思ってもらえたと思います。この船の中は瀬戸内という気持ちで頑張りました。次は皆さんのことを、7県どこでもお待ちしております」と話した。

この日が3カ月ぶりの船上公演出演となったキャプテンの岡田奈々(21)は、AKB48の14期生として加入し、お披露目されてからちょうど7年がたった。あいさつでは涙を見せながら「このステージに立つ度に涙が出るのは、等身大で、愛しくてかわいいメンバーの姿があるから。デビューした時の気持ちを思い出させてくれるのはSTU48。そんな環境があるのは幸せだと思います」と感激していた。