NGT48西村菜那子(23)と佐藤海里(20)が21~23日に、東京・武蔵野芸能劇場で行われた舞台「酔狂落語~二〇二一春の陣~」に出演した。

1865年(慶応元)創業の神奈川・開成町の酒造「瀬戸酒造店」の日本酒の人気銘柄を、落語作品にアレンジし「酒」と「笑い」を届ける舞台。昨年に続いての出演となった西村は、公演を振り返り「まずはコロナ禍という状況下の中で、無事に千秋楽を終えられたことをうれしく思います」と胸をなでおろした。

佐藤にとっては舞台初出演となった。同舞台はペアで出演するが、1人でのシーンがほとんどだ。稽古も苦戦したというが、先輩の西村が支えてくれたという。佐藤は「稽古で悔しいと思うこともありましたが、そんな私に優しくアドバイスしてくださったり、公演後も付き合ってくださって感謝しています」。

西村も佐藤の奮闘に「居残りで誰もいないステージで何時間も練習していました。最初は『大丈夫なのかな…』と思ったことも正直ありましたが、素直に全てを吸収して、上手になっていく海里を見て本当に感化された」といい、刺激を受けたという。

佐藤は「本番の3日間はあっという間でした。舞台で話し始めてからは楽しさの方が勝ってきて、自信を持って立てました。演じるのは楽しいです!」。西村も「自分の目標をこれからもファンの方と一緒にかなえていきたいと、そう強く思えた落語期間でした」と振り返った。【大友陽平】