AKB48峯岸みなみ(28)が、22日に横浜・ぴあアリーナMMで1年持ち越しの卒業コンサート「桜の咲かない春はない」を行う。

グループ最後の1期生。このほど日刊スポーツなどのインタビューに応じ、自らの卒コンもグループの未来の“起爆剤”にしたいと意気込んだ。

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昨年4月2日に横浜アリーナで卒業コンサートを開催予定も、コロナ禍で延期された。1年持ち越しの晴れ舞台が、目前に迫った。

「いっぱい期待して、でもできなくて…という中で、今回できるのはうれしいです。演出など自分でつくっておきながら、リハーサルでも泣きそうになるくらい…。近くなると寂しくなるものですね」

延期したこの1年は、AKBメンバーとしても「現役でありながら、片足抜けてる状態だったので、自分のためというより、恩返しできることはないかと考えながら活動できました」。

さらに昨年10月放送のフジテレビ系特番「まっちゃんねる」内での「女子メンタル」企画でガチャピンに扮(ふん)して爆笑をさらって以降、バラエティー番組にも引っ張りだこだ。

「本当はシャイなので、ガチャピンもノリノリに見えて、実は恥ずかしい…(笑い)。もし去年卒業していたら、やりたいことが見当たらないままだったかもしれないと思うと、何かをやらせてもらえる場所はあると自信がついた状態で卒業できるのは、すごく運が良かったと思います」

19年12月に卒業を発表し、“禁酒宣言”して、525日間継続中で「飲んだ翌日にむくまないですし、嫌なことがあって飲んで、でも結局何も解決しない…と時間を無駄にすることもないので、全てにおいて良かった。あと、若返ったと言われます!」と笑う。

05年12月に1期生としてデビューし、15年以上がたった。13年に恋愛スキャンダルが報じられ、丸刈りにして騒動に発展。研究生に降格し、一からの出直しも経験した。

「あそこで辞めなかったからこそ、中途半端な気持ちで逃げるように辞めちゃいけないと思いましたし、自分の卒業にこだわれたというのはあります」

当時研究生だった岡田奈々(23)は兼任したSTU48でキャプテンを経験、向井地美音(23)はグループ総監督を務めるなど、“峯岸チルドレン”がグループの中心だ。卒業コンサートは有観客で行われ、ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」で無料生配信される。グループの今後の“起爆剤”にしてほしいと願っている。

「見てもらったら『おっ、峯岸、AKBのことちゃんと考えてるんだな』と伝わるはず…。今は、これまで積み上げてきたものを、今のメンバーが守ってくれてるという感じがします。これからは、新たな歴史をつくっていくグループになってほしいですし、そのきっかけにしてほしいです」【大友陽平】

◆峯岸(みねぎし)みなみ 1992年(平4)11月15日、東京都生まれ。愛称「みぃちゃん」。05年12月8日に1期生としてAKB48に加入。08年9月に高橋みなみ、小嶋陽菜と派生ユニット「ノースリーブス」結成。13年1月に研究生降格も、同8月に昇格し、チーム4→チームKでキャプテン。選抜総選挙の最高位は14位(第2回、第4回)。現在、CM「湖池屋STRONG」、TOKYO FM「峯岸みなみのやっぱり今日も褒められたい」(木曜午後9時)出演中。血液型B。

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