HKT48村重杏奈(23)が27日、福岡市の福岡市の西日本シティ銀行HKT48劇場で卒業公演を行った。

アンコールでは、卒業生の指原莉乃(29)と宮脇咲良(23)からプレゼントされたという卒業ドレス姿で登場すると、「あなたがいてくれたから」を時折涙で声に詰まりながら熱唱した。

村重は「10年間、本当に本当にありがとうございました。10年もやっていると感謝を伝えたい人が多すぎて…」と話しながら、スタッフに向けて「13歳の時からずっと支えてくださった。何も分からず芸能界に入って、こうして大人に育ててくださって、ありがとうございます。すごく迷惑もかけてしまったと思います。でも村重は大丈夫と支えてくださって、正しい道に導いてくれて、ありがとうございました」と感謝した。

この日は、指原の卒業コンサートで発表され、プロデュースを予定している「いま、月は満ちる」公演の中から「LOVE ME DOOO」を初披露した。現在も同公演は開催されていないが、村重は「たくさんわがままを聞いてもらったんですけど、村重から最後にスタッフの皆さんに1つお願いがあります。やっぱり村重は指さんが書いてくれた『いま、月は満ちる』公演を絶対HKTメンバーにやってほしいです」と懇願する場面も。

そんな指原からは「私が卒業してからHKTを守ってくれてありがとう。私がもっとおばさんになったら、しげの司会の番組に呼んでね」と手紙も送られた。村重は「指さんは村重の人生を救ってくれたし、いっぱい怒られた。尊敬どころではなくて、芸能人としても憧れるし、愛があって、みんなのことを見ている指さんみたいな女性になりたい。いつか、指さんと共演したいと思えるように頑張ります。指さんのこと、本当に大好きです!」と話した。

最後にファンに向けても「10年間、完璧な推しではなかったかもしれないけど、みんなに応援してもらえてすごく楽しかったし、幸せでした。王道アイドルではないけど、みんなが村重で笑ってくれて、幸せになっているといってくれることが幸せだったし、どんな時も信じてついてきてくれてありがとうございました。HKT48のことも応援して欲しいし、村重のことも応援して欲しい。芸能界には残るので、みんなの目に入るようにしたいと思います」と感謝の思いと、今後の意気込みを語った。