NGT48の年少5人組ユニット「ちっちゃいもんくらぶ」が中心の「農業プロジェクト2022」が始動した。16日、新発田市で今年初の農作業を行った。昨年、新発田市の農業法人「越後新鮮組」の協力で始まったプロジェクトで米、じゃがいも、さつまいもを栽培し収穫。2年目の今年はNGT48全体で取り組みへ拡大。「ちっちゃいもんくらぶ」がプロジェクトリーダーとしてけん引する。メンバーの富永夢有(19)小越春花(17)寺田陽菜(18)古舘葵(17)諸橋姫向(19)に意気込みを聞いた。

-1年ぶりの田植え、じゃがいもの土寄せから2年目が始まりました

諸橋 昨年、初めて田植え機を運転したのに真っすぐ植えられて、越後新鮮組のみなさんに褒めてもらったんです。今年はもっと真っすぐだった。上達できていてうれしかったです。

古舘 じゃがいもの土寄せは5人の中で一番うまいって言われました(笑い)。“土寄せ”担当として頑張ろうと思います。

-2年目。より頑張ろうと思うことは

富永 昨年はちっちゃいもんくらぶの活動だったけど、今年はNGTのほかのメンバーや、新しく入ってくる3期生も参加します。その中でちっちゃいもんくらぶがプロジェクトリーダーを任されました。農業の先輩として、格好いい背中を見せなきゃ。

寺田 私は7月末で卒業するので2期生みんなでやりたい。思い出をつくりたいです。(直売イベントの)「ちっちゃいもん商店」をやって卒業したいな。

小越 お米や野菜への愛情が強くなりました。種だった子たちが成長して世の中に放たれて、いろいろな方に食べていただく過程をじっくりと見守りたい。強くなって、あなたは大きく羽ばたくんだよって。いい子どもたちに育てたいと思っています!!

メンバー …(絶句)。

-今年の目標を

小越 まず作業を覚えること。私が(田植え機で)植えたらすごく曲がっちゃって…。5人の中で一番真っすぐ植えられるように! ほかにもいろいろ身に付けて“機械マスター”になります。

寺田 卒業するまで、できることはやってみんなが作ったおいしいお米を食べることを楽しみにします。

古舘 昨年よりプロジェクトは大きくなります。ファンの方だけでなく、NGTを知らない方にも農業を知ってもらうきっかけになればいいな。

諸橋 新潟を拠点に活動しているNGTが農業をしていることを多くの人に知ってもらえるように頑張りたいですね。

富永 ちっちゃいもんくらぶだけでは発信しきれない部分もありました。これからはNGT全体で行う分、農業の大変さ、大切さ、食のありがたさをもっと伝えられると思います。アイドルがちょっとやっただけの農業にはしたくないです。【聞き手・斎藤慎一郎】

◆NGT48農業プロジェクト 昨年はちっちゃいもんくらぶが定期的に月2、3回農作業を行い、米4トン、じゃがいも1トン、さつまいも100キロを収穫した。米は「NGT48 ちっちゃいもん米」と名付けた。収穫物は一般流通のほか、県内飲食店5店舗が取り扱い、直売イベント「ちっちゃいもん商店」での販売も行った。

2年目は加入予定の3期生を含めてグループ全体の活動に拡大。内容も深め、県外からも購入できるようにネットショップでも取り扱う。フードバンクにも提供を開始。メンバーによる情報発信やメディア展開にも力を入れ、秋には収穫祭イベントの開催を予定している。