AKB48が9日、東京・日本武道館で柏木由紀(31)プロデュースコンサート「僕はずっと忘れない」を行った。

昨年5月に横浜市のぴあアリーナMMでの単独コンサート以来、2度目のプロデュース公演。オープニングで「武道館行くぞ~!」と叫んで、最新シングル「久しぶりのリップグロス」(19日発売)を披露。オープニングから出演79人全員が出演し、「大騒ぎ天国」までの5曲で大型ビジョンに全員が紹介されるなど、現在のAKB48を打ち出す演出で魅了した。

昨年のプロデュース公演では、オープニングからMCなしで48曲連続披露という演出を見せたが、柏木は「1番届いた意見は『トイレに行くタイミングありますか?』ということだった(笑い)。前回はアンコール前でここだとトイレに行かれた方が、すぐに始まって大パニックだったらしいので…」と明かしつつ「安心してください! 今日はトイレタイム、ギリ2回あります!」と“宣言”。「できれば行かないで欲しいですが、これはまずいと思ったら、行ってください」と笑顔で呼びかけた。

中盤では、「AKBらしいこと、最近してなくないですか?」と映像で呼びかけると、事前に「福引」で3曲それぞれのセンターを決定。柏木が、当選メンバーに合う楽曲を決めたという。「RIVER」を披露した下口ひなな(21)は「このくじ引きを当てたときから、ここでチャンスをつかまないと未来はない!と、気合入れました! 夢をあきらめずに頑張りました」とキレキレパフォーマンスを披露。

「11月のアンクレット」でセンターの高橋彩音(24)は「大好きな(渡辺)麻友さんの曲。ずっとやりたいリストに入ってたので、うれしかったです」。まだお披露目されて5カ月の、17期生の正鋳真優(17)はいきなりセンターを射止めて「Choose me!」を披露して「小栗有以さんと一緒にやれたのうれしかった。入って5カ月で、知らない人がたくさんいると思うので、知ってくれたら。ツイッターをフォローしてください!」とアピールした。

全34曲でAKBらしさとともに、「今のAKB」を存分にアピールした。グループ単独では9年半ぶりだった武道館公演は、3日間で2・2万人を動員。グループ総監督の向井地美音(24)は「あっという間の3日間で、それくらい楽しかったです。今のAKBをいろいろな形でお見せできたと思います」と胸を張った。【大友陽平】