【クアラルンプール(マレーシア)=松尾幸之介】新潟を拠点とするAKB48の姉妹グループ、NGT48が15日、マレーシアで行われた音楽&プロレス融合イベント「GOOD LIFE presents LOVE&PEACE」に出演した。
海外姉妹グループ、KLP48とDDTプロレスらがタッグを組んだ初イベントで、日本最大級のアイドルフェス、東京アイドルフェスティバル(TIF)のアジアツアーともコラボレーションし、その代表として、もえのあずきとNGT48が選ばれて出演が実現した。グループから西潟茉莉奈(30)清司麗菜(24)藤崎未夢(24)大塚七海(25)北村優羽(21)杉本萌(20)の6人が駆けつけ、初というプロレスのリングの上でパフォーマンスを披露した。
キャプテンの藤崎は12日に来春の卒業を発表以降、初仕事がこのイベントとなった。17日が25歳の誕生日で「24歳最後の仕事にもなりました」とも笑い「海外のお客さんも一緒に歌ってくれてうれしかったですし、日本から私たちのファンの方が来てくれていて心強かったです。音楽って世界を越えるんだな、すてきだなと思いました」と振り返った。
ステージでは代表曲「Maxとき315号」を始め、ミュージックビデオをロシアのウラジオストクで撮った「世界の人へ」、「世界はどこまで青空なのか?」など国際色を意識した楽曲を並べたほか、AKB48の「ヘビーローテーション」も披露した。初期の頃から着ている新潟の県鳥、トキをイメージした衣装で登場し、西潟は「やっぱり新潟というものを感じていただけるのはこの衣装かなということで着させていただきました。『世界の人へ』で『言葉なんて違ったっていい』という歌詞があるんですけど、パフォーマンスで思いは通じるなと感じられました」と振り返った。リングでの歌唱については「床が少し跳ねるので、足をふんばりながら踊りました(笑い)」といい「世界進出を目指していきたいです!」と意気込んだ。
清司麗菜も「観客のみなさんも言葉はわからないですけど、盛り上げてくれているのがすごく伝わってきて、また来られたらいいなと思いました」と話した。西潟と清司にとって、コラボレーションステージでAKB48の「会いたかった」を共に披露したKLP48の山根涼羽は2015年の「第2回AKB48グループドラフト会議」の候補者として共に合宿などを行った戦友でもある。会場で久々の再会を果たし、清司は「あれ以来、再会することができていなかったので、涙が出ましたね。まさかマレーシアで再会するとは」と喜んだ。
グループとしては11月上旬に出演したマカオでのイベントに続く海外のステージとなった。清司は「視野が広がったというか、活動で悩むこともありますけど、世界に出るとその悩みは小さかったのかなと感じるというか、今回ですごく勇気をもらったので新潟に持ち帰ってファンの方にまた愛を伝えたいなと思いました」と語り「第2弾があれば、また行きたいです!!」とアピールした。
イベントは試合と音楽ライブを交互に行う斬新な演出で盛り上げ、終盤ではKLP48とNGT48による「会いたかった」、最後に元モーニング娘。矢口真里(42)が登場して代表曲「LOVEマシーン」を出演者全員でパフォーマンスする異例のセットリストで会場を沸かせた。
矢口と共にステージに上がる“LOVEマシーン選抜”としてNGT48を代表して出演した北村は「LOVEマシーンを踊れる日が来るなんて思っていなかったので、うれしかったです」と感激を口に。矢口については「やっぱりすごくパワーがあるというか、オーラがあって貴重な経験をさせていただきました」と喜んだ。
北村はこれからのグループを支えることも期待される3期生メンバー。「今回いろんな方を見ていろんなことを吸収できたので、持ち帰ってNGT48のことをさらに知ってもらえるようにもっともっと頑張っていたいと思います」と今後を見据えた。
6人はわずか2泊3日の滞在となったが、空き時間ではクアラルンプールのマレーシア土産などが購入できる名所「セントラルマーケット」などで観光も楽しんだという。藤崎は「今度はみんなで来られたらいいなと思っています。海外の国に来ることで新潟のまだ気づいていない魅力を感じることができるかもしれないですし、私は卒業までに全力で新潟やNGT48の魅力を世界へ発信できたらと思っています」と締めた。 関係者によると、現地で日本のプロレスが披露されるのは今回が初めて。DDTプロレス設立者で運営会社Cyber Fight副社長の髙木三四郎氏や元テレビ朝日アナウンサーでレスラーとしても活躍する川松真一朗氏、東京女子プロレスからはアップアップガールズ(プロレス)のメンバー(渡辺未詩、らく、鈴木志乃、高見汐珠)や元SKE48荒井優希らも参戦して盛り上げた。
イベント模様はプロレス動画有料配信サービス「レッスルユニバース」で後日配信も決定。実況はワールドプロレスリング中継などでもおなじみの元テレビ朝日アナウンサーの田畑祐一氏が務めた。

