米国の超人気ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の映画版が30日、全米で封切られ、映画の舞台となったニューヨークの映画館では早速、若い女性らが長蛇の列をつくった。

 「セックス・アンド・ザ・シティ」はニューヨークに住む30代の独身女性4人の恋愛模様をコメディータッチで描き、同世代の女性の共感を呼び全米でブームに。ドラマで使われたブランド品が人気を博すなど社会現象ともなった。

 ニューヨーク三番街の映画館では30日の当日券はすべて売り切れ。午後4時の回の開始前には300人以上が行列をつくった。タイムズスクエアの映画館前で上映を待っていたナンシー・ベレジスさん(46)はコネティカット州から親友と駆けつけた。「一緒に見るのを楽しみにしていた」。

 ドラマは1998-2004年にケーブルTV局で放映され、その後日本も含め世界各地で放送。映画版はテレビ版最終回の4年後を描く設定で、日本では8月23日に公開予定。