20、21日と2日続けて、落語界のめでたいイベントに出席しました。20日は王楽改め7代目三遊亭円楽(47)の襲名披露宴。東京會舘に林家木久扇、桂文枝、春風亭昇太、立川志の輔をはじめ東西の人気落語家ら約600人が集まり、7代目円楽の門出を祝福しました。披露宴前には7代目円楽と父の三遊亭好楽(78)が取材に応じましたが、いつもはひょうひょうとしてクールな好楽の「円楽という名前が大好き。(襲名を)一番喜んでいるのは私では」という言葉が印象的でした。
21日は、落語芸術協会の新真打ち3人の会見でした。瀧川鯉昇(72)門下の鯉津(こいつ)改め春風亭鯉(り)づむ(50)と瀧川鯉丸(37)、立川談幸(70)門下の立川幸之進(45)で、真打昇進披露興行は5月1日から新宿・末廣亭を皮切りに始まります。会見では鯉昇が「入門した時は、落語が嫌いになったらやめてくれという、それだけが条件だった。2人には寄席にとって貴重な存在になれる素質があるし、気長に見てほしい」といえば、談幸は「近頃、(幸之進は)落語をやる面白みを感じている。飛躍の年にしてほしい」と話しました。
鯉づむは放送作家を経て、36歳で入門し、現在50歳。幸之進は24歳で入門しましたが、二つ目になった4年後に師匠談幸とともに立川流から落語芸術協会に移籍。改めて前座を2年務めたこともあって、通常は真打昇進まで15年前後の中、20年もかかりました。今年は真打ちが19人も誕生する予定で、その中でいかに存在感を出せるか。し烈な戦いが始まります。【林尚之】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「舞台雑話」)






