櫻坂46大園玲(22)がTBS系「ラヴィット!」に(月~金曜午前8時)水曜シーズンレギュラーとして出演中だ。「ぞの」の愛称で親しまれ、独特の着眼点や、コツコツ習得してきた語彙(ごい)力で活躍している。明日3日にはグループのファーストアルバム「As you know?」が発売。世間にも広く知られる飛躍の夏となる。

優しく大きな瞳でレンズを見つめる大園玲(撮影・中島郁夫)
優しく大きな瞳でレンズを見つめる大園玲(撮影・中島郁夫)

7月6日から「ラヴィット!」にレギュラー出演中。「放送直前は毎回緊張するんですけど、始まってしまえば楽しいです。(見取り図の)盛山(晋太郎)さんがどんなに遠くの席からでも『ぞの!』って呼んでくださるので、ありがたいです」と感謝した。MC川島明(43)についても「何を言っても受け止めてくださいますし、本当にずっと面白いんです。2時間ずっと楽しくさせていただいています」と笑った。

テレビ番組のレギュラーは初。「番組前半で失敗したりすると、後半で挽回しようと思います」と心意気を明かした。7月27日の放送では、さらば青春の光の東ブクロ(36)の印象を聞かれ「もっとパンチが欲しかったです」と答え、爆笑を誘うシーンもあった。

テレビ東京「そこ曲がったら、櫻坂?」(日曜深夜0時35分)で、独特の着眼点でオンエア中にメモする様子が話題に。MCのハライチ澤部佑(36)土田晃之(49)らのコメントでも、気になったワードはできるだけ頭にとどめておくように努めているという。

「『パンチが欲しかった』ってあまりアイドルは使わない言葉かもしれないんですけど、澤部さんがよく言っている影響を受けて無意識のうちに使っていたのかもしれません。川島さんが『キンケシ』(キン肉マン消しゴム)の話をした時も、土田さんがよくおっしゃっていたのですぐ頭の中でイメージができて、うれしかったです(笑い)」

レギュラー出演中の「ラヴィット!」ポーズも板についた大園玲(撮影・中島郁夫)
レギュラー出演中の「ラヴィット!」ポーズも板についた大園玲(撮影・中島郁夫)

20年2月に二期生としてグループに加入。「2年半あっという間だったとも思うんですけど、逆にメンバーとはもっと前からずっと一緒にいるような感覚が芽生えています」と明かした。「1つの曲やライブ、振り付け、音楽番組を完成させるまでの過程を繰り返して、すごく仲が深まったと思います」と分析した。

「As you know?」のリード曲「摩擦係数」もMVなどが公開され、森田ひかる(21)と山崎天(16)のダブルセンターフォーメーションなどがファンの間で話題となっている。「ぶつかり合うことがテーマではあるんですけど、マイナスな意味ではなくて、ぶつかることでわかり合えることもある、というのを表現している曲だと思います」と解説した。

「『As you know?』というタイトルがうれしくて。まさに『これが櫻坂46です』っていうのがすごく伝わる作品だと思います。私自身もソロでお仕事をさせていただく時に、グループを代表しているという意識を忘れずに臨んでいきたいです。私をきっかけに少しでもBuddies(ファンの愛称)の方を増やしていければ役目を果たせたことになると思うので」

謙虚に学ぶ姿勢と高い吸収力が花を咲かせつつある。3年目の夏、“ぞの旋風”が吹き荒れる。【取材・構成=横山慧】

◆大園玲(おおぞの・れい)2000年(平12)4月18日、鹿児島県生まれ。18年8月に「坂道合同オーディション」に合格、「坂道研修生」期間を経て20年2月に二期生として欅坂46(現櫻坂46)に加入。163センチ。血液型A。