新企画「咲ドル火曜日」第2週は、名古屋発の男性グループ「BOYS AND MEN」の弟分「ボイメン研究生関西」が登場する。初回は、人気メンバーの高橋真佳把(まかは、17)。今年はドラマ&映画版「明治東京恋伽」で映像作デビュー。ボイメンの伝説舞台「RETURNER~俺たちの幕末異伝~」にも出演した。注目度急上昇の高橋の素顔に迫った。
ボイメンが14年に上演し、そのDVDは完売。人気舞台「RETURNER~俺たちの幕末異伝~」を今夏、エリア研究生が再演した。高橋は全25公演を「人斬り以蔵」こと、岡田以蔵役で完走した。
「以蔵って人斬りで怖いイメージがあるんですけど、自分の普段の性格とは真反対っていうか…。イメージがない中、本当にできるのかなって」
普段から声を低くしたり、眉間にシワを寄せて怖そうなイメージを意識した。稽古が始まってみると「意外にできるんじゃないか」と思い始め、舞台では華麗な剣さばきを披露。岡田以蔵になりきった。
「稽古も入れたら、この夏はずっと以蔵で過ごしてきて、愛着もわき『また会いたいな』って感じ」
バブリーダンスで注目を集めた女優伊原六花(20)が主演を務め、人気恋愛ファンタジーゲームを映像化したドラマと映画「明治東京恋伽」に美術学生の菱田役で出演。映像作品でもデビューした。クールで毒舌だが、親密になると真っすぐに愛情表現をする役柄だ。
「ツンデレな役で、ツンツンしてる中に優しさがあるんですが、これも普段の僕と真反対な感じで、ツンツンしながら生活してました。友達にご飯に誘われて、そっけなく『ああ、いいよ』って。で、すぐ『行きたいよ』って返事する」
一方で、共感を覚える部分もあったという。
「菱田は絵を描くとなれば、周りが見えなくなる。ひとつのことに集中したら、周りの声が聞こえないのは僕とまったく一緒。メンバーにも『聞いてる?』ってよく言われる(笑い)。そこはやりやすかった」
好きな女の子ができたら、ストレートに気持ちを伝えるのも共通しているかと問えば「好きって言う前に時間があるかもしれない」と悩みながら答えた。
「好きっていうのをにおわせつつ『どんっ』と言うと思います。けど緊張しちゃってかんじゃいそうです。告白したことないですけど『しゅき』みたいな」
現在高校3年生。次に挑戦したい役は学生役。「今しかできない表現とかリアルなものができるかなと思ってるんで」と話す。
18年に、和田アキ子のデビュー50周年プロジェクト「和田アキ子 with BOYS AND MEN研究生」で「愛を頑張って」をリリース。高橋はエリア研究生の選抜メンバーに選ばれた。和田の印象は「力強いっていうか、ぼくたちよりも元気なんじゃないかな。とにかく迫力がすごかった」と振り返った。
リリースイベントに友人が来てくれた。ライブ中に気づいて驚いた。写真撮影などの特典会にも参加してくれた。「そわそわしながら来て(一緒に)ハート(を作るポーズを)して。あ、男の友達です」。平日は学業、週末は仕事の日々。「休みの日は…最近ないです。けど学校終わりは『タピ活』してます。友達とタピオカドリンク飲んで」。学生生活も楽しんでいる。
17年11月、オーディションに合格。ボイメンの弟分として、関西を拠点とした活動が始まった。
「大阪を首都にしたいくらい。関西人に聞いたら誰でも知ってるグループになりたい。京セラ(ドーム大阪)にも立ちたいし、万博も出たい。演技なら、月9とか朝ドラに出たい」
「真佳把」という名前はハワイ好きの両親がオアフ島のマカハビーチから命名。「小学生か中学生のときに1回行ったことがあって、天候悪くて波もあって、きれいな海を想像してたんですけど、なんか違うなと思った。いつかそこでイベントしたい」と夢は広がる。【星名希実】
◆高橋真佳把(たかはし・まかは)2001年(平13)12月6日、大阪府生まれ。特技はマシュマロキャッチ、バク転、バスケットボール。趣味はダンス、スケートボード、スキー、スノーボード、サーフィン。168センチ、血液型O。
◆BOYS AND MEN(ボーイズ・アンド・メン)10年結成。名古屋を拠点に活動しているエンターテインメント集団。通称「ボイメン」。16年「第58回輝く!日本レコード大賞新人賞」を受賞。エリア研究生はボイメンの弟分で、現在は東京、名古屋、関西、福岡のメンバーで構成。ボイメン研究生関西は、高橋、岡大和(21)内海太一(18)村上直哉(16)内藤大耀(14)の5人。
<研究生関西の今後の予定>
【レギュラー出演】
▼ラジオ大阪「ボイメン☆KANSAI」(金曜深夜0時30分)
【ライブイベント】
▼「BOYS POP!~もり★パラ~」(19日、大阪・もりのみやキューズモールBASE)
▼「ボイメン学園文化祭」(12月21日、パシフィコ横浜国立大ホール)