お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔(35)が17日、大阪市内で福井・小浜水産高を2年で中退した理由は「丸刈り拒否」と「酢のにおいが服につくのがイヤだった」ことだと明かした。

 この日は、全国の高校生が授業や実習で作った缶詰、瓶詰製品を大阪・なんばグランド花月階下の「よしもと47ご当地市場」で販売する発表会見。選抜大会開幕と同じ20日から「高等学校缶詰・瓶詰選手権大会」と名付けて、フェアを開く。今回、水産高出身の村本が応援団長に就き、相方の中川パラダイス(34)と、会見に出席した。

 三重県立水産高の女生徒ら“後輩”を前に「僕は、水産高校でいちごジャムを作っていた」。村本によると「さばの缶詰はくさいから、女生徒がすぐ辞めてしまう。まずはいちごジャムでだましてから、さばの缶詰を作るんです」とか。ただし、自らは「私は捨てられました。辞めました。毒のある魚はいらんと放り出されました」と話した。

 2年時までは在学していたというが、その2年生のとき、神戸の加工肉工場で実習があり「丸刈りにしなきゃいけなかったので、丸刈りはイヤ」として、実習に行かず。

 その後、学校側の温情で「近くのたいのささ漬け工場で1カ月働くように」と、“追試”条件を出されたものの、直前になって「電車で女子高生が『酢の匂いってきつい』とか言ってたの聞いて、やっぱり酢もイヤやな、と…」。これもドタキャンし「学校にいられなくなった」という。

 わがまま放題の村本は、女子でも10キロのカツオを扱うという水産高の生徒らをあぜんとさせた。

 ただし、芸人となった今は「人と違う経験をもっとちゃんとしといたらよかった」との後悔も。さらには、テレビ企画で水産高出身芸人の代表としてトークに出ようとしたところ、母校から「NG」を出されたこともあったといい「あいつに何言われるか分かれへんって思ったみたい」と悔しそうだった。

 「高等学校缶詰・瓶詰選手権大会」は、47ご当地市場で、20~31日まで開催。全国20の学校が参加し、それぞれ1缶350~500円で販売される。

 20校の中で、最も売り上げが多かった学校を「優勝校」とし、後日、ウーマンラッシュアワーの2人が訪ね、トロフィーなどを授与する予定。