4人組エンタメバンド、フラチナリズムが19日、東京・中野サンプラザで「満員になったら武道館」ライブを行った。

 フラチナリズムはモリナオフミ(ボーカル&エンターテイナー)田村優太(ギター)タケウチカズヒロ(ベース)都築聡二(ドラム)で、15年4月にメジャーデビュー。特技が「流し」という異色のバンドで、この日のチケットもプレイガイドで売れたのはわずか30枚。残りの1970枚は流しでの手売りだったが、キッチリ満員御礼となった。「約束を果たすために改装工事よりも前に武道館でワンマンをやりたい!」と話した。

 ライブはピンスポットライトで登場したモリによる16日発売の両A面シングル曲「涙の雨がやむ頃に」のサビメロのアカペラでしっとりと幕を開けた。その後はフラチナリズムらしいノリのよいスピードナンバーを連発。ライブ中盤にはものまね対決も行われ、ゲストにはJOY、清水良太郎らが登場。コーナー終わりにはモリが出演するフジテレビ系「ものまね王座決定戦」CM公開収録も行われた。最後の曲「KAN&PAI-THE WORLD-」では中央大学フラッシュモブ部が登場し、モリは赤ふんどし一丁で熱唱した。

 約3時間におよぶライブにモリは「フラチナリズムのライブは必ず押しますので、次からは覚悟して来てください」。全16曲で全力のパフォーマンスを披露した。