作曲家新垣隆氏(46)が21日、都内で16日に発売されたCD「交響曲《連祷(れんとう)》-Litany-」の記念イベントを行った。

 耳の聞こえない作曲家として活動していた佐村河内守氏のゴーストライターを務めていたことが、一昨年3月に発覚してから2年8カ月。新垣氏は「騒動の中で、必ずやらないといけないと思っていた。自分の作品でもって、自分の足で立たなければいけないと感じていた」と振り返った。

 騒動後は、一躍時の人となってバラエティー出演もこなした。「これからは音楽一本でやっていく。(バラエティーに)声を掛けていただいたのは、非常にうれしかった。騒動を起こした人間だから、謝らなければいけないし、要求に応えなければいけなかった」と話した。

 CD発売と同時に世界配信も開始された。「より多くの人々に聴いてもらえるのは大きな喜びです」と笑顔を見せた。