約80人のジャニーズアイドルが共演する舞台「ジャニーズ・オールスターズ・アイランド」の千秋楽公演が24日、東京・帝国劇場で開催されました。公演後の公開記者会見で、出演者の1人、A.B.C-Zの「塚ちゃん」こと塚田僚一(30)の人柄が表れた一幕がありました。

 後輩たちを招いた食事会「塚田会」を主催するほど、後輩思いで知られる塚田には、毎年、多数の後輩メンバーにお年玉を渡しては金欠になっている、という逸話があります。今年も、1月2日に行われた公演後の公開取材で、ジャニーズJr.内ユニットMr.KINGの平野紫耀(19)ら後輩たちからお年玉をねだられ、「分かりました。今から銀行に行ってきます!」と宣言していました。

 千秋楽で、ゲスト出演したKis-My-Ft2藤ケ谷太輔(29)から「お年玉の話はあの後どうなったの?」と尋ねられ、「銀行に行きました!」と明かしました。藤ケ谷が「行ったんだ! じゃあ、みんなもらったんですか?」と尋ねると、ステージ上にいた約50人のジャニーズJr.メンバーが、一斉に手を挙げ、「ありがとうございました!」と頭を下げた。会場内にはどよめきが起こりました。塚田は照れ笑いしながら、「普通は(お年玉)あげないかもしれないけど、これもジャニーズの歴史だよね。やっぱり。ジャニーズとして、歴史をちゃんと受け継ごうと思いました」と話し、大歓声を浴びていた。

 ここで気になるのは、「1人いくらもらったんだろう?」ということです。お金の話ですし、なかなか聞きづらく、そして話しづらいところ。ですが次の瞬間、千秋楽の心境を聞かれてマイクを渡された平野が、大声で叫びました。

 「はい。A.B.C-Zのおふたりから1万円ずつもらったMr.KINGの平野です!」

 あっさり金額を明かすと、塚田らから「何で言っちゃうんだよ~」と総ツッコミされていました。塚田だけでなく、同じのA.B.C-Z戸塚祥太(30)も、後輩たちに1万円ずつ渡していたのです。もしかしたら、平野なりの戸塚への気遣いだったのかもしれません。

 ともかく、仮に50人に1万円ずつ渡したとすると、ざっと計算して1人50万円、2人で100万円の出費です。決して安くはないはずですが、これも「ジャニーズの歴史」なのかもしれません。塚田は全く偉ぶることもなく、最後まで笑顔でステージから去っていきました。