元宝塚歌劇団星組トップスターの女優北翔海莉、俳優新納慎也らが24日、都内で、ミュージカル・コメディー「パジャマゲーム」制作発表会に出席した。

 北翔は昨年11月の宝塚歌劇団退団後、初の舞台出演となる。同歌劇団では長く男役を務めてきたが、今回は女役として相手役となる新納とのラブストーリーを演じる。「ステージに男性の方がいるのは初めてのことだったので大変緊張しましたが、でもどこかで安心する、あ、こういうことなのかと思いました」と話した。新納は「何十年に1回やってくる2枚目役をやらせていただきます。大体、女装やオカマ、ゲイと、いわゆるキャラクターと言われる役が多かった。おそらく(北翔より)僕の方が女性役を多くやっていると思います。入れ替わっちゃいましょうか」と笑わせた。

 いまだに男役時代のクセが抜けないという北翔は「足をどうしても開いて立ってしまう」と悩みを告白。新納は「稽古場から短いのを履いてヒールを履いていると、男でも自然と恥ずかしくなっちゃって足を閉じてきちゃう。だから、ぜひ稽古初日から短いのを(履く)」とアドバイス。北翔はうなずきながら「まだ私服のスカートを買っていないので、まずはスカートを買うところから」と苦笑いしていた。