映画「話す犬を、放す」(熊谷まどか監督)の初日舞台あいさつが11日、都内で行われ、つみきみほ(45)田島令子(68)が出席した。

 レビー小体型認知症を発症した母(田島)をもつ売れない女優(つみき)が、映画出演の話をもらい、女優業と母との生活を両立させるべく奮闘する物語。熊谷監督の母がレビー小体型認知症を発症したことから生まれた作品という。

 つみきは「ちょうど福祉の勉強をしていて、ヘルパーのお仕事をさせていただいていました。自分がやるのが当たり前だと思って、参加させてもらいました」と出演に至る経緯を明かした。

 つみきは田島の娘役だけでなく、若い頃の田島も演じた。時代を感じさせるべく“聖子ちゃんカット”に挑戦したといい「実際にやったことはないので、初めてです」とはにかんだ。