上方落語の重鎮、笑福亭仁鶴(80)の妻、岡本隆子さんが2日午後7時30分、大阪府内の病院で亡くなった。72歳だった。5日、仁鶴が所属する「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」が発表した。

 同事務所によると、すでに通夜は3日、葬儀告別式は4日に、同府内で身内だけによる密葬として終えられている。

 隆子夫人は64年、吉本新喜劇の研究生として活動していたが、67年に仁鶴と結婚。仁鶴はたびたび、テレビや舞台などで夫人を「たかこひめ(姫)」と呼び、ファンからも夫人は「たかこひめ」として知られていた。

 また、70年代半ばには、MBS(毎日放送)の「仁鶴・たか子の夫婦往来」に出演するなど、テレビにも出演していた。

 所属事務所によると、仁鶴はこの日から19日まで「2週間、喪に服してお休みいたします」と言い、テレビ収録や、13日から19日まで予定されていた大阪・なんばグランド花月の出番などを取りやめる。