ミュージカル「ビリー・エリオット」(7月19日~10月1日=東京・赤坂ACTシアター、10月15日~11月4日=大阪・梅田芸術劇場)の公開レッスンが10日、都内で行われた。炭鉱町でダンサーを目指す少年ビリーを主人公にした作品。

 この日は父に内緒でバレエを習っていたことを父に知られて、激怒されるシーンなどを披露した。父親役の吉田鋼太郎(58)は「子供たちの真っすぐに取り組む姿に心を打たれるし、僕も触発される」。公演は4カ月を超える長丁場で、吉田は「ダブルキャスト(益岡徹)だけど、こんなに長くやるのは初めて。お酒も控えて、体調管理をしたい」。

 バレエの先生役の柚希礼音(37)とは初共演で、第一印象は「かわいくて、華のある人」という。取材陣から「口説かなかったんですか」と聞かれると、宝塚出身の安蘭けいと交際したことのある吉田は「宝塚だからといって、口説くわけじゃない」と苦笑していた。