日本生まれアメリカ育ちの戦隊映画「パワーレンジャー」(15日公開)のジャパンプレミアが3日、東京・両国国技館で約2500人を集め行われた。

 主演のデイカー・モンゴメリー(22)、ヒロインのナオミ・スコット(24)、ディーン・イズラライト監督のほか、吹き替え版キャストの勝地涼(30)広瀬アリス(22)鈴木達央(33)南海キャンディーズ山里亮太(40)古田新太(51)が登壇した。

 120億円もの制作費が投入された作品。これまで世界87カ国で公開されてきて、母国日本でまもなく公開フィナーレを迎える。

 レッドカーペットは、タイトルにちなみ“パワー”の聖地、両国国技館を貸し切って行われた。広瀬は「日本では初めてのレッドカーペットです。大きな会場で舞台あいさつができてうれしい」と笑みを浮かべ、勝地は「幼い頃に戦隊ヒーローを見て育ったので、声をやらせていただけるのは光栄なこと」と喜びを語った。

 山里は「どうも~、ハリウッドデビューした山里でございまーす! まさかこの私が(ピースの)綾部より先にハリウッドデビューさせていただくとは」とドヤ顔。「非常に申し訳なく思っております」と恐縮したものの、ゲストで登場したアントニオ猪木(74)から闘魂ビンタをくらう羽目になり、「俺、レンジャーじゃないから! 勝地くんでしょう!」「医者は~?いる?」と涙目だった。

 南半球オーストラリア出身のモンゴメリーは10年ぶりの来日。「蒸し暑いけど、オーストラリアは冬なので気持ちいい。日本生まれの作品で、1周して日本に戻ってこられてうれしい」とあいさつした。スコットは「初めての日本を楽しんでします!」と来日を喜んだ。