今年で7回目の「大阪マラソン」(11月26日)の開催会見が4日、大阪市内で行われ、左鎖骨や左肋骨(ろっこつ)など9カ所を骨折し、治療継続中のタレント間寛平(67)がフルマラソンに挑戦することが決まった。

 「木から落ちて、ちょっと肋骨折ってまして、なるべく早くひっつけて走れるようにしたい」

 寛平は4月30日に兵庫県内で、ツイッターで木登り動画を配信中、4~5メートルの高さの木から転落。肺からの出血もある重傷で、手術を経て5月末に仕事復帰した。ただ、コルセットで腹囲から胸囲を固定したままで、左鎖骨にはボルトが入っており、当時も「7月まではマラソンは無理」と止められていた。

 現在も腹囲にコルセットを着けており「まだ(転落から約)2カ月やで! ひっつくわけないやろ。でも(マラソンまで)あと4カ月あるから大丈夫やと思います」と話す。

 寛平といえば、世界一過酷とされるスパルタスロンへの挑戦や、地球を一周するアースマラソンを成功させるなど、芸能界きっての鉄人として知られているだけに、本人も不安はない様子。会見に同席していた松井一郎大阪府知事(53)も「寛平師匠は、野性の体。大丈夫や」と太鼓判。松井知事は「それにしても、だいたいが師匠の年で、木から落ちるって、珍しいでしょ。そもそも木に登る人おらんで」と、あらためて鉄人・寛平に感心しきりだった。

 大阪マラソンは、ランナー同士の連携や絆を深めようと、7種類のチャリティー目的を掲げた「なないろチーム対抗戦」の形式をとっており、ランナーはそれぞれ7色に分かれて走る。

 7グループにはそれぞれ、チーム・リーダーがおり、寛平は「生きる希望を支える」赤チームのリーダーを務める。

 ほか6色は「美しいまちと暮らしを支える」紫色チームでリーダーは芸人ゆりやんレトリィバァ、紺色チームは「スポーツ・文化を支える」チームでジミー大西がリーダー、元NMB48で吉本新喜劇研究生の福本愛菜は水色の「自然環境を支える」チームのリーダー、NON STYLEの石田明は「家族を支える」黄色チーム、若手兄弟コンビ「ミキ」は「子育てと若者を支える」オレンジチーム、長野五輪メダリストの岡崎朋美が「子どもの未来を支える」緑色チームのリーダーに就いている。

 今年は7チームの全リーダーがフルマラソンへ参加することも決まった。