吉高由里子(28)主演映画「ユリゴコロ」(9月23日公開、熊沢尚人監督)のキックオフ会見が9日、都内で行われた。

 沼田まほかる氏の同名小説が原作。吉高は人の死に心のよりどころを見いだし、殺人という行為から逃れられないが、愛という感情を知り、苦悩する主人公を演じる。共演した松山ケンイチ(28)は「由里子ちゃんと初めて会ったのは10年以上前。クセの強そうな女の子だなと思いました」と出会いを振り返ると、吉高は「みなさん、ポジティブに書いてくださいね~」と取材陣にアピールし、会場を笑わせた。

 吉高や松山は過去を描くパート、松坂桃李(28)清野菜名(22)は現代を描くパートに出演する。過去パートは昨年10月、現代パートは前日8日にクランクアップした。吉高は「2カ月後に公開ですよね。大丈夫? 何か手伝う?」と冗談交じりに言いながらも「監督がピシャッと決めてくれると思います。楽しみです」と、完成を心待ちにしていた。

 吉高、松山のほか、松坂、清野、佐津川愛美(28)木村多江(46)が出席。