ワールドツアー中だったジャスティン・ビーバー(23)が米国時間の24日、残りのツアー日程を急きょ中止すると発表した。

 「Purpose」と銘打ったワールドツアーは29日のダラス公演を含め、ロサンゼルス、デンバー、ニューヨーク、ボストン、トロントなどでの14公演が残っており、日本、香港、フィリピンでの公演後、10月7日にシンガポールで幕を閉じる予定だった。

 米ピープル誌電子版によると、同ツアーの広報は、「不測の事態により、ジャスティン・ビーバーは残りのワールドツアーを中止する。ジャスティンはファンを愛しており、彼らを失望させることを嫌がっている。過去18カ月間にわたるツアーで、素晴らしい体験を与えてくれたファンに感謝している。しかし、慎重に検討した結果、彼はこれ以上、公演を行わないことに決めた」とのコメントを発表。購入したチケット代金は返金されるという。

 ツイッターなどではファンからの怒りや失望の声が殺到しているが、ビーバーの広報はツアーを突然、中止した詳しい理由について、メディアの取材に応じていない。米情報サイトTMZは24日、ツアー関係者の話として、「ジャスティンはもう、ツアーに飽きてしまった」と報じている。

 ビーバーは先週、素行不良を理由に中国での公演を禁止されたと報じられたばかりだ。(ニューヨーク=鹿目直子)