昨季限りで現役を引退し、ソフトバンクへ球団職員(野球振興部員)として復帰した新垣渚氏(37)が11日、大阪・なんばグランド花月で、吉本新喜劇にゲスト出演し、すっちー(45)らと共演した。

 毎年恒例となった「鷹の祭典2017in大阪」(14日、日本ハム戦=京セラドーム大阪)と、新喜劇のコラボ第3弾企画。新垣氏は、キャンプ地視察に訪れた球団職員役で出演し、新喜劇おなじみのずっこけにも挑戦した。

 「いつ乳首ドリル(すっちーのギャグ)されるかと思って、心配で…。大阪の人だから(ノリで)やられると思って、めっちゃYouTubeで見て、準備はしてきましたけど、されなくて良かったです」

 ホッとしたように笑った。今季から裏方に回り、新垣氏は「野球教室とか、やらせてもらってますけど、地道な活動も大変です。でも、楽しいです」と言い「人前に出るような舞台は、久々だったんで、緊張しました」とも話した。

 チームは首位争いを繰り広げており、熱い戦いが続く。最多勝をねらう東浜巨投手には「やっぱり(同じ)沖縄なんで、頑張ってほしいですね。ねらえるもん(タイトル)はねらってほしいですし。入団して地道にトレーニングして、やっぱ、体も強くなってるし、それが去年、今年と(結果として)出てきたんじゃないですかね」と語った。

 この日のご当地、関西では、セ・リーグで阪神が首位広島を追い掛けており、クライマックス・シリーズも含めて、今後の展開次第では、日本シリーズで阪神と激突する可能性もある。

 新垣氏は「そうですね。どっちも今、熱いですよね」。新垣氏自身、ソフトバンク時代の03年、阪神との日本シリーズでは、第4戦の甲子園で、現阪神監督の金本知憲氏にサヨナラ弾を浴びた過去があり「僕の野球史の中で、一番に近い苦い思い出です…。翌日、スタンドから『新垣ありがとう! 今日もたのむで!』と言われまして…。甲子園怖いな、もうここでは投げたくないと思いました」と話していた。