日本テレビ系「24時間テレビ40 告白~勇気を出して伝えよう~」が27日、フィナーレを迎え、チャリティーマラソンランナーのブルゾンちえみ(27)が90キロを走破して日本武道館にゴールした。

 涙でゴールテープを切ると、祝福する出演者と会場に脱帽して一礼し「本当に貴重な機会をいただき、ありがとうございました」と笑顔をみせた。ネタの際の相棒、「withB」のコージ、ダイキがシャツを脱ぐと「完走」「おめでとう」の文字。2人を従えてカメラ目線でいつものポースをキメてみせた。

 中学、高校と陸上部。長距離走は得意だったが、当日のランナー発表という史上初の試みだった。感想を聞かれると「陸上部で走る時間はありましたが、24時間マラソンとして走る時間がいちばん幸せでした。ありがとうございました」と感無量の様子だった。

 選考ポイントだった「走る理由」も番組内で明かされた。陸上部時代に「生きていく勇気」をくれたという監督の娘さんが悪性リンパ腫と闘っており、「自分が走ることで勇気づけられれば」という思いがあった。完走したブルゾンは「何か私なりに力になれるならうれしいです」と話した。