男女6人組グループ、AAA(トリプルエー)が14日、グループ初の全国4大ドームツアーの東京ドーム公演を行った。昨年初めて開催した東京、大阪に加えて、名古屋、福岡(今月30日、来月1日)公演を開催し、32万人を動員する。

 この日は「恋音と雨空」「ハリケーン・リリ、ボストン・マリ」など23曲を披露。05年9月14日に「BLOOD on FIRE」でデビューし、ちょうど12周年の記念日で、日高光啓(30)は「12年間で一番熱い夜を作ろう!」と5万人をあおった。アンコールでは、ファンの「ハッピーバースデー」の大合唱とともに、ケーキのろうそくの火を6人で消した。浦田直也(34)は「デビューして干支(えと)が1周しました。皆さんのおかげでここまで頑張ってこられました」と感謝した。

 3月末に、デビュー時から苦楽を共にしてきた伊藤千晃(30)が、結婚のためグループを卒業。転機を迎える中、日高がソロ名義「SKY-HI」として、初の日本武道館公演を含む全国ホールツアーを成功させれば、西島隆弘(30)も、映像作品の監督に初挑戦するなど、ソロとしての活動の幅を広げてきた。

 最新曲「LIFE」(10月18日発売)は、10月期のフジテレビ系月9ドラマ「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」の主題歌で、この日の公演には、同ドラマに出演の篠原涼子(44)前田敦子(26)千葉雄大(28)トレンディエンジェル斎藤司(38)がサプライズで登場。さらに、宇野実彩子(31)が同ドラマに出演することも発表され「月9デビューさせていただきました」と笑顔で報告した。グループ、そしてソロ活動と、さらに勢いは加速しそうだ。【大友陽平】