18日に最終話の放送を終えたフジテレビ系「月9」ドラマ「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON」(月曜午後9時)が、世帯平均視聴率16・4%、番組全10話を通じた平均視聴率は14・8%を記録し、19日時点で全局を通じた7月期のドラマ平均視聴率において最高の結果を出した。同局が同日午後、発表した。

 最終話の瞬間最高視聴率は、午後10時20、21分に記録した18・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。再び日常に戻った山下智久らドクター、ナースそしてフェローたちの姿が描かれる中、エンドロールが流れているドラマのラストの2分間だった。その最後には「映画化決定・2018年公開」という新たな情報も解禁となった。

 08年のファーストシーズンから、3シーズンにわたってプロデューサーをつとめてきた、フジテレビ第一制作の増本淳プロデューサーは、同局を通じ、次のようにコメントした。

 増本P 前作から7年もたっていること、取り巻く環境が大きく変化したこと、などを考えると、極めて厳しい結果も十分にありえるなと、覚悟と緊張、それに少しの恐怖を持って準備をスタートしたことが思い出されます。言うなれば、今回のサードシーズンはまったく新しいチャレンジでした。過去をなぞっても、忘れてもいい結果は生まない。ならば私たちはどんな物語を紡げばいいのか。そんなことをスタッフ、キャストとともに考え続けた4カ月間でした。その4カ月間のチャレンジがこうして皆様に受け入れてもらえたことに、本当に、心より感謝します。10回にわたりご覧いただきありがとうございました。そして、私たちの次のチャレンジが皆様に受け入れてもらえることを祈りつつ、感謝の言葉に代えさせていただきます。

 最終話では前話に続き、地下鉄開通前の線路内で起きた崩落事故が描かれた。地下2階で再崩落の被害にあった藍沢耕作(山下智久)、藤川一男(浅利陽介)らはじめ安否が心配されたドクター、ナースら全員が、極限状態の中にあっても真摯(しんし)に命と向き合う様子を描くなど、増本プロデューサーが「4カ月間のチャレンジ」と語る、サードシーズンでの新たな試みが凝縮された内容となった。

 同プロデューサーのコメントからは、次のチャレンジとして、18年公開予定の劇場版に向けての意気込みも感じられる。