乃木坂46が、初のアジア公演を開催することが9日、分かった。11月24日から3日間シンガポールで開催される「C3 アニメ・フェスティバル・アジア(AFA)」の初日に出演する。出演にあたり、フェイスブックと中国版ツイッター「ウェイボ」の公式アカウントも開設する。日本を代表するアイドルグループとして、本格的な「アジア進出」の幕開けとなる。

 同イベントは、東アジア最大級の日本のポップカルチャーフェスティバル。今回はClariSやMay’nら、人気アニソンで知られるアーティストをはじめ10組以上が出演する。イベント関係者は「通常はアニメやアニソン関係のタレントにお声かけしているのですが、今回、日本で最も勢いのあるアイドルとして乃木坂46にオファーさせていただき、快諾していただきました」と説明する。

 乃木坂46の握手会には、毎回、中国や台湾、香港、韓国、シンガポールなどアジアからのファンも約100人、訪れるという。中には、日本語の通訳を帯同させ、通訳と2人で一緒に握手会ブースに入れないか運営側に交渉し、言葉の壁を越えてメンバーとの交流を楽しむファンもいるという。

 今後はSNSなどを使ってアジア向けにも最新情報を発信する方針で、さらなるアジア展開も検討されているという。キャプテン桜井玲香(23)は「既にドキドキしています。言語や国境は関係なく、今回は私たちが会いに行くという気持ちを込めて、メンバー全員で最高なライブになるよう頑張りたいと思います!!」と意気込んだ。