ナインティナイン岡村隆史(47)が11日、東京・台場のフジテレビで14日放送の同局系「めちゃ×2イケてるッ!岡村オファーSP」(午後6時30分)について会見した。

 8日に歌手三浦大知(30)の埼玉・大宮ソニックシティ公演にサプライズで登場。三浦からの「一緒にライブで踊りたい」というオファーに答えて、2500人の前で華麗なダンスを披露した。

 「振り付けが、めちゃめちゃ難しい。全部、変なんですよね。見たことのない感じで、ワン・ツー・スリーで行けない。今までやって来ていない踊りなので、早めに相当、練習しなければいけなかった。すごい人の中で、何とか本番ギリギリに間に合いました。めちゃイケには火曜と水曜しか(スケジュールを)渡していないんですけど、自主練を相当やりました。そこはギャラが発生しないんですけどね。2カ月間、ずっと三浦大知。ありとあらゆるジャンルが集まった踊りで、しかも進化させている。僕も、もう47歳ですから、やり始めは筋肉痛、それに慣れるのが大変でした」

 97年10月のSMAPコンサート飛び入りから始まったオファーシリーズも、今回が15弾。SMAP、EXILEのコンサートに飛び入りのダンスから、ボクシング、テニス、歌舞伎などに挑戦した。

 「自分も踊りをやっていたので、根はダンスが好きなんだと思います。若い頃、東京にやってきたときに『天然素材』というユニットで踊っていましたから。ダンスが一番、自分を出せると思う。『おもろいことやれ』と言われても難しいけど『踊れ』なら、自分を出すことができる」

 47歳、独身。同年代のグルメ通の芸人・渡部建(45)が岡村とも共演歴がある女優佐々木希(29)と結婚した。岡村の婚活の切り札がダンスだ。

 「面白い人がモテる時代ですが、おいしいご飯を知らなければ佐々木希クラスにはモテない。ダンスはモテますから。ワーキャーいわれたくてダンスを始めて、大会に出て優勝したりしています。ダンスは得意だし、これ(三浦大知)を踊れたらオンエア後は絶対にモテると、自分に言い聞かせて頑張りました」

 07年にEXILEのコンサートに飛び入りした“オカザイル”がオンエアされた直後は、モテモテになった。

 「オカザイルの後は、すごくモテましたもん。フィリピンパブでは、EXILEのメンバーだと思われてました。いい思い出になっている(笑い)。今回も、相手がダンサーさんなら『すごかったですね』と食いついてくれるはず。練習はつらくて楽しくなかったけど、オンエア後に楽しいことがあると思って頑張った」

 20年に及ぶオファーシリーズ。

 「今となっては1回目のSMAPのコンサートが印象深い。『何がおもろいのか』と思ってましたもん。SMAPの後ろの端で、ジャニーズJr.に混じって踊ったんですけど、手応えがなかった。踊り終わってから相方(矢部浩之)に『おもろかったか?』って聞いたら『一番おもろかった』って言われましたけど。踊りについて何にも分かっていない総合演出には『こんなん2度とやりません』って言って、打ち上げにも参加せずに帰りました。で、オンエア見たら面白かったんで『すみません』と謝りました。その後、飲んでる時に『あの時は殺してやろうかと思った』とか言われました(笑い)」

 「めちゃ-」は、96年に10月に始まった。

 「26歳くらいの時ですが、若手だけで土曜の午後8時の枠が務まるのかと思いました。だから、僕らはめちゃイケに育ててもらった。それは(極楽とんぼ)加藤浩次も同じだと思います。『やるか?』『やります!』、それだけは、昔から変わらない。これがあったから、今の自分があると思っている。だけど、私は40歳の時に(体調不良で)半年間休んでいます。その危険性は考えているんでしょうか。本番直前に、腱(けん)がプチッといったらできないですからね。背負った分、いつも『やったるわ』と思ってますけど。めちゃイケスタッフはダンスのことが分からないから、今回はダンサーさんたちと打ち上げをやります。スケジュールの都合があるので、前後2回に分けて。互いに褒め合います」

 過去を振り返って、ムツゴロウの畑正憲さんとの競馬対決と具志堅用高さんとのボクシング対決は、もう2度とやりたくないという。

 「基本、1回でいいんですよ。競馬とボクシングは危険でしたからね。もう1回やりたいと思うのは杉山愛さんとのテニス対決。指をケガしてたんで、もっとやれたと思う。しかも、その対決の後に、松岡修造さんに『振り回し』という厳しいトレーニングをやられて『自分のテニスをやれ~!』とか。僕、テニスプレーヤーでもないしって思いながら、その熱さに無意識に『ハイ!』って答えていました(笑い)」

 47歳の岡村隆史の、2カ月に及ぶ特訓の成果の熱いダンスが見られるはずだ。