映画「緑色音楽」の特別上映会が16日、都内で行われた。臓器移植普及推進月間の「グリーンリボンキャンペーン」の一環として、実話をもとに製作された。村上虹郎(20)演じる引きこもりの主人公が、亡き父が臓器提供者であることを知って、ある決意をすることが描かれる。

 村上は「この作品はユニークに描かれているけど、重く受け止めるべきだと感じている人が多い。それは間違っていないけど、臓器提供の意思表示は、すぐやろうかなとかじゃなく、親とか家族としっかり話すべきだと思う。この映画が、考える機会になればいい」と話した。

 村上の母親役の工藤夕貴(46)は、村上のことを“日本のマイケル・ジャクソン”と評して「マイケル本人と会ったこともあるけど、その時と同じ紫がかったオーラを感じる」と話した。