工藤夕貴(46)が19日、都内で行われたNHKBSプレミアム主演ドラマ「山女日記」(前編29日、後編11月5日、ともに午後10時)の会見に出席した。

 昨年11月に放送された作品の続編。女性山岳ガイドと、登山客の触れあいを描く。実際に2900メートル近い常念岳などに登って収録が行われた。

 工藤は、昨年の収録で下山の際に捻挫した。「今回はけががなくてよかったです。1度けがをして謙虚になりました。お年寄りのように、ゆっくり足元に注意していました。世話焼きおばさんのように、人にも注意したり。今回は、何の問題もなく元気に下山しました」と笑った。

 最終的に収録は事故なく順調に終えたといい、「山の神様に守られたと思うぐらいに、最高の撮影ができました。役者チームの絆も深まり、他の番組には見られないチームワーク、山仲間として素晴らしい作品にかかわれて、心から幸せです」と胸を張った。

 共演の黒谷友香(41)は登山初体験だった。「風速25メートルの日もあり、何回もコケましたが、自分の足で登ると、自分自身がどういう人間なのか見えてくる気がしました。自然によって自分が引き出されました」と振り返った。さらに「プライベートでも登って、もう1度、自分がどういう人間なのか確認してみたい」と続けた。

 同じく共演の黄川田将也(37)は「山は、天気がコロコロ変わり大変ですが、いつ撮影開始になってもいいように、せりふ合わせをしたり、俳優も一丸となって、いつでも最高のパフォーマンスができるように準備する経験をしました。宝物になりました」と話した。