両足を骨折したタレント山瀬まみ(48)が24日、大阪市福島区のABCテレビで、テレビ朝日系「新婚さんいらっしゃい!」(日曜午後0時55分)の収録に参加し、テレビ復帰した。進行の桂文枝(74)が立ち上がって新婚カップルを呼び込む隣で、山瀬は「すいません! 諸事情により」と言い、座ったままで出迎え。文枝は椅子ごと転げる“名物”を披露したものの、苦笑しながら自分で椅子を戻した。

 番組関係者によると、この日は、車いすで東京から大阪へ来たといい、同番組には約1カ月半ぶりの復帰になった。山瀬は「ほんと、すいません。立ちたくてしかたないんですけどね…」。申し訳なさそうに、おわびを繰り返し。けがの状態は「全治3カ月で、3分の2ぐらい(で歩ける)」と説明。「(歩けるまで)あと1カ月」と報告した。

 すると、文枝が「走れるまでは?」とつっこみ、山瀬は「あ…もともと、あんまり走れないんですけど」。これに、文枝は「あんた、もともと、ふくらはぎ(に筋肉)がないから」と指摘し、収録の合間には「腕だけで足伸ばして(歩いて)みれば」と、ムチャぶりも。山瀬は大爆笑しながら、元気な様子だった。

 この日は2週分の収録。1本目は、足首近くまであるロング丈ワンピースに、スリッパのようなものを履いていたが、2本目は、ボリュームのあるスカートに足元はスニーカー。数十分の休憩を経て臨んだ2本目の収録では、オープニング後、しばらくカップルが登場せず、山瀬は「え? 骨折?」と、自虐ネタもまじえてトークした。

 2週分で計4組の新婚カップルが登場。文枝は、山瀬を気づかい、番組名物の「椅子ごと転げ落ち」を封印していたが、最後の4組目夫妻でバタン! 中国出身で、日本語が片言の新郎が「なんでやろうなあ」と、流ちょうな大阪弁を口にすると、文枝はたまらず椅子ごと転倒。山瀬は腕を動かしても椅子に届かず、文枝が「今、自分で直さないかんねんから」とぼやきながら、元へ戻した。

 山瀬は、9月21日に、右膝蓋骨(しつがいこつ)と左足第5中足骨を骨折し、今月20日放送のラジオで仕事復帰。この日が初めてのテレビ収録だった。同番組は骨折後の9月28日に秋田で公開収録予定だったが欠席。以来の収録スケジュールで、2週分の放送を休んでの復帰となった。

 休養中の10月2日が山瀬の誕生日で、文枝は「ちょうど秋田(での公開収録)で、誕生会やろう思って、足のマッサージ器をプレゼントしようと思っていた」。足に筋肉がない山瀬を心配して、足の健康器具を送ろうとしたところ、骨折を知り「そんなもん、買うてる場合じゃない。違うのを送った」と明かした。

 この日は11月12日と19日放送分を収録。山瀬は同12日放送分から番組に復帰する。