私事で恐縮ですが、過日小・中学時代の同窓会が開催されました。

 私が出席するのは2度目ですが、前回出席したのは98年だったので約20年ぶりの出席でした。

 この20年間いろんなことがありましたが、大きく変わったのは15年末から芸能記者になったことです。

 レアキャラとなっていた私は同級生たちから「あれ、だれ?」とまるで珍しい生物でも見るような好奇の目にさらされました。そんな中、「●●くんだよね。これ見たよ」とある女性から自分が書いた署名記事の写真を見せられました。うれしいやら、はずかしいやらの複雑な感情でしたが、新聞記事の力を実感した瞬間でもありました。「新聞離れ」なんて言葉をよく耳にしますが、この時「まだまだ捨てたもんじゃない!」と感じたのでした。それと同時に、責任の重さも感じましたが…。

 そんな折り、女性用下着メーカー「トリンプ」のイメージガールと繊維メーカー東レのキャンペーンガールが発表されました。「2018トリンプ・イメージガール」にはモデルの越川友貴(24)、「2018年東レキャンペーンガール」には同じくモデルの夢乃(17)が選出され、今年1年活動します。2人ともモデル活動はしていましたが、企業イメージをPRするような大きな仕事はこれが初めてです。

 星の数ほどいるモデルや芸能人ですが、その中で生き残れるのはほんの一握り。「このチャンスをつかんで躍進してほしい」。そんな、まるで親のような心境で見守りつつ、新聞記事となることでなんらかの影響があればいいなと心から願うのでした。