演歌歌手山川豊(59)が26日、東京・中央区の「パセラリゾーツ銀座店」で、自身の曲を歌唱対象にしたカラオケ大会を開催した。

 15年発売の「蛍子」から、1人の女性を不器用なまでに愛し続ける男性の思いを曲にした「男の純愛シリーズ」をスタート。16年の「再愛」、そして今年1月1日発売の「黄昏」までのシリーズ3作の全てがスマッシュヒットになった。

 この日は約3000通の応募から選ばれた15人がのどを競い、「黄昏」を歌唱した横浜市在住の佐藤かつよしさん(66)が優勝。山川は「皆さん、すごく歌がうまくてレベルが高い。自分もすごく勉強になりました」と総括。カラオケを楽しむ際のアドバイスとして「画面の文字を追わないこと。そうすると、ちょっとずれてしまう」と教えてくれた。

 また、今年を表現する文字を「体」だと発表。「今年も病気をしないで乗り切ることができた。体が大切です。60歳に近くなると疲れてくることもあるので、過信せずにコントロールをしながら頑張りたい」。

 健康維持のために欠かさないのが、毎朝のハチミツと青汁。そして寝る前の腕立て、腹筋、スクワットだという。「体が丈夫ならば、もっともっとよい歌を歌える。努力はうそをつかない」と、若さを保つ秘策も明かした。

 今年で36年を迎えた歌手生活で、病気で仕事に穴を開けたことがないのが自慢だ。「約30年前に疲れがたまって約2週間入院した時だって、病院から仕事に行った」と振り返った。

 来年1月1日には「男の純情」シリーズの3曲を1枚に収録したCDを発売する。

 還暦の節目を迎える来年も、山川は“1曲入魂”の思いで全国のファンに歌声を届け続ける。