女優牧瀬里穂(45)が2日、東京・目黒シネマで行われた犬童一心監督企画の故・市川準監督特集上映で、犬童監督とトークショーを行った。

 牧瀬は90年映画「つぐみ」に主演。生まれつき病弱なゆえ意地の悪い少女に成長したヒロインを演じ、同年の各映画賞新人賞を総なめにした。

 40代になって初めて本作を観賞し直したという。「(本作を)見たのは10年ぶりくらいかな。へたでブスだと思っていたけど、初めて自分がかわいいと思えました」と照れながら告白。さらに「本当にいい映画だなと思いました。途中から泣いちゃいました。不思議だけど、年齢を重ねたから、この年齢だから、分かる映画なのかな」としみじみと言った。