ものまねタレント清水アキラ(63)の三男で元タレントの清水良太郎被告(29)が、覚せい剤取締法違反(使用)で東京地裁から懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受けた。いわゆる“二世タレント”の不祥事の話題が多かった2017年を振り返る。

 清水被告は2月、俳優遠藤要(34)とともに違法営業の遊技場で違法賭博を行ったと報じられた。どちらも違法賭博の認識はなかったと賭博行為については否定したものの、いわゆる闇カジノと言われる場所に出入りしたことは認め謝罪。清水は出演ミュージカルを降板した。

 6月に芸能活動を再開させたのもつかの間、清水被告は10月に覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕。これには父親の清水アキラが涙で何度も顔をゆがめながら報道陣の前で謝罪し、「バカヤローとしか言いようがない。本当にバカヤロー。もうあいつのことを信じることもできない」と言い切った。事件を受けて清水被告は事務所を解雇されている。

 2013年に亡くなった女優坂口良子さんの娘で元タレントの坂口杏里(26)は4月18日、知人のホストから現金を脅し取ろうとしたとして恐喝未遂容疑で逮捕された。その後不起訴処分となったが、坂口はインスタグラムで「この度は世間を騒がしてしまい、大変申し訳ありませんでした。今は自宅で反省したり友人が家に来てくれたりでメンタルの部分はかなり回復しています」と謝罪した。坂口は昨年10月に「ANRI」の芸名でセクシー女優に転身。逮捕騒動後はキャバ嬢として六本木のラウンジに勤務していたが、9月に芸能界引退を発表した。

 俳優橋爪功(76)の長男で元俳優の橋爪遼被告(31)が6月、埼玉県新座市の知人男性宅で覚せい剤を使用したとして覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで警視庁築地署に現行犯逮捕された。これに伴い所属事務所は橋爪被告を解雇処分とした。橋爪被告は東京地裁に懲役1年6月、執行猶予3年の判決を言い渡されている。