昨年末に「56歳日舞の先生」との新たな不倫疑惑が報じられた落語家、桂文枝(74)が進行するテレビ朝日系「新婚さんいらっしゃい!」(日曜午後0時55分)が16日、大阪市福島区の朝日放送(ABCテレビ)で行われ、同局の脇阪聰史(わきさか・さとし)社長(70)は、新春会見で、番組の継続に影響はないとの見解を示した。

 脇阪社長は、番組が「同一司会者によるトーク番組の最長放送」として、ギネス世界記録に認定されていることに触れ「今年、番組は48年目を迎える」と紹介。その上で「(昨年末からの)新潮の報道でございますが、当社は、なんら(放送予定に)変わりはございません」とコメントした。

 脇阪社長は、文枝とは年齢も近く「懇意にさせてもらっている」こともあって、今回の報道への感想については「それはご勘弁いただきたい。ノーコメントにさせてもらいたい」と答えた。

 また、同社の浦川泰幸アナウンサー(46)が、昨年12月28日の放送で、同局夕方報道番組「キャスト」(月~金曜、午後4時58分)を卒業したことには「長年、貢献してくれていて、ますます期待をしていたので、残念です」とコメント。

 浦川アナは同5日から説明がないままに休演を続け、昨年内最後の放送エンディングで、本人が出演し、降板を報告する形になっていた。

 これについて、脇阪社長は「体調の問題で、負担が大きいと本人の申し入れもあって、ああいう形になった。まだ、すぐにニュース(復帰)は無理だが、ぼちぼちの状態で、再びの活躍に期待したい」と話した。

 11年6月に同職に就いた脇阪社長は、4月からの朝日放送グループホールディングス化にともない、ホールディングスの会長職へ移ることが決まっており、4月からは、同ホールディングスの社長に沖中進氏が就任。朝日放送テレビは山本晋也社長、朝日放送ラジオに勝山倫也社長が就く。この日、脇阪社長に促され、3氏もあいさつを行った。