先日、ボンカレーの発売50周年を記念した新商品発表会見を取材しました。会見では、68年の発売当初に放送されていた懐かしいCMや、当時、店に掲示された同商品のホーロー看板も紹介されました。おまけに会見場には姿を見せなかったものの、そのCMや看板に登場した文字通りの看板女優松山容子(80)がビデオメッセージを寄せていました。

 「私にとりまして、ボンカレーは、ほのぼのとした幸せを運んでくれる宝だったと思います」。さらに「ずっと皆さんにボンカレーさんと呼ばれていましたので、それが大変うれしい」と笑顔を見せていました。また、「お料理があんまり好きではない私にとって、うってつけのものでした。大変なお品ができ上がったものだと思いました」と当時の思いを振り返っていました。

 最近は、テレビや映画などでは、ほとんど見ることがない松山だけに、ボンカレーとともに懐かしさがこみ上げてきました。80歳ですが、ボンカレーを食べてで育った中高年には、すぐに松山と分かる面影と気品。とにかく元気で良かったという思いです。新商品のパッケージには松山の当時の姿が描かれています。懐かしいという声があちこちから聞こえてきそうです。