滝沢秀明(35)が主演するフジテレビ系連続ドラマ「家族の旅路 家族を殺された男と殺した男」(2月3日スタート、土曜午後11時40分)の制作発表が30日、都内で行われた。滝沢が演じるのは、30年前に両親と祖父を惨殺された弁護士。犯人として捕まり、死刑判決を受けた男の再審請求の弁護士を依頼され、困難事案に立ち向かっていくサスペンスドラマ。

 初の弁護士役に滝沢は「弁護士として、そして1人の男としての成長をリアルに描いていく骨太な作品。弁護士の専門的なセリフもあって頭の中がいっぱいですが、僕自身も成長できたら」と話した。

 死刑囚役の遠藤憲一(56)とは、02年のTBS系連続ドラマ「太陽の季節」以来、16年ぶり2度目の共演。滝沢は「16年前に初めて会った時は、こわもてで、しゃべらないと怖かった。正直、びびりましたが、優しかったです」。遠藤は「当時も美しいと思ったけど、りりしくなった。昔からタッキーは芝居がうまかったけど、大人の色気がついてきた」と話した。

 死刑囚役の遠藤は、30年前の殺人シーンでは髪の長いカツラをかぶって27歳の役を演じる。「20代を演じるためにスタッフさんが工夫してくれています。いろいろな役をやらせてもらっていますが、死刑囚は初めて。今回はピッタリの刑務所の中です(笑い)」。滝沢は「20代の役をやる勇気が、すごいですよね。さすが、役者だなと思いました。お芝居のテンションを1つ上にあげてやっている。見た目もだけど、表現もさすがだなと思いました。思いっきり胸を借りてぶつかって行きたい」と話した。

 滝沢は主題歌「記憶のカケラ」も歌う。連続ドラマに主演して、主題歌も歌うのは09年のTBS系「オルトロスの犬」以来、9年ぶり。「ドラマを盛り上げる歌ができたのは、うれしいですね。家族の幸せとは、大切な人に対する愛情とはを、あらためて考えさせてくれる大人のドラマ。最終回まで楽しみです」と話した。

 他に谷村美月、片岡鶴太郎、横山めぐみ、神奈月が出席した。